最高の人生の「定義」- 理想の嫁、そしてFIRE
38歳からの「Best Life」構築ブログ - 最高の人生の「定義」- 理想の嫁、そしてFIRE

公開日:2023/04/24

更新日:2023/06/22

カテゴリ: Asset ManagementOther
タグ: 最高の人生

最高の人生の「定義」- 理想の嫁、そしてFIRE

自分の今の姿を見直し、何かきっかけを探した後は、それを数年先の未来まで見据えて、人生軸として拡張し、今、何をするのかを取捨選択する。
全部を平行してできるほど器用じゃない。だから、優先順位を自分の意思でちゃんと決めることが大切だと実感しています。

嫁としてまず機能する

私が真っ先に感じたのは「嫁として機能していない自分」の不甲斐なさでした。

旦那様との年齢差は15歳。
だから、いつかは私が家計を支えていくキーパーソンになる。
そんな覚悟を持って結婚した。
それなのに、お金稼ぎに囚われて、コミュニケーションを蔑ろにし、さらには家事をなんだかんだ理由をつけて押し付けていた。

「老後は任せろ!」

なんて言っておきながら、その前に愛想つかされて捨てられそうな恐怖すら芽生えるほど。
ホント笑えます。

家計を支えていくキーパーソンになることは変わらない事実だとしても、今までの方法が正しいとは限らない。

ただ稼げばいいわけじゃない。

家族の銀行になりたいわけじゃない。

私は家族と幸せになりたい。

ーーならば、私は嫁としてどんな風になりたかったのだろうか。

家事を満足にこなし、旦那様の予定には可能な限り合わせる事ができて、資産管理も安心して任せる事ができていて、共通の趣味も一緒に楽しむ事ができる。こんな自分を想像していたはずだ。
いつまでも若々しく、キレイでカッコよく可愛く、自慢したい奥さんでいたい。
おじいちゃん、おばあちゃんになっても、外で手を繋いで歩けるような仲良しでいたい。
自分の趣味も楽しみ、楽しんでいる姿を見守って欲しい。
昔抱いていた趣味を仕事にしてみたい。
大金持ちにならなくてもいい。自分と大切な人を幸せにできるだけあればいい。

しかし、今の私は何一つ実践できていないし、これだけの野望を抱いているのに、具体的な数字は何一つ持っていない。例えるならば、地図も羅針盤も持たずにずっと航海していたようなものだ。なんと恐ろしい。

これは今後何をするにしても、自分の中で最優先すべき事項でした。

経済的自由(FIRE)との出会い

仕事をしないと、人はお金を稼ぐことができません。
そして、日本国民である以上、逃れられない義務があります。

ーーそう、「納税」です。

生きているだけで、国にお金を納めなければならないのです。

国民年金:定額
国民健康保険料:昨年の課税対象額のだいたい10%
住民税:だいたい平均して課税対象額の10%+均等割5,000円程度

※控除とか含めるともっと変わってくる人もいるかもしれませんが、今はざっくりでご了承ください。

大体、週のうち3日くらいは国の為に働いているという話も聞いたことがあります。
私は来年の税金を、今後の減った収入(今までの1/3)の中から払わなければなりません。
これは大きな問題でした。

今までは月に数十万円の貯金ができていました。
しかし、この金額は、やめる仕事の給料よりも数字が低いのです。
つまりは、仕事を辞めた後も同じ生活をしていたら赤字になってしまうのです。

だからといって、目先のマイナスに怯えて元の仕事漬けの日常を選ぶなんて、今の私にはもうできません。体の悲鳴と、辞めると決まった時に聴いたあの心の声を、今更なかった事にはできないのです。

「どうにかして資産のマイナスだけは避けなければ!」

そう思って対策を練りはじめた時、私の頭はまったく動きませんでした。
何も出てこないのです。

ただ言われるままに、送られてくる請求書通りに支払いをしていた。
ろくに計画も立てずに物を買っても総貯金が減る事はなかった。
iDeCoはなんとなく見つけて、取り敢えずで掛けていた。

この時、私は今までなんて恵まれた環境で生きていたんだろうと思いました。
お金にたいして困ることがない人生だったからです。

そう、今の私が個人として最も弱い部分は「金融リテラシーの低さ」でした。
これでは破滅の道を辿る事になるのは明白です。

そんな時に出会った「FIRE(=Financial Independence, Retire Early)」という言葉。

  • お金の為に働くのではなく、働く事さえも自身の自由にできる。
  • 親元から独立した時のような経済的「自立」ではなく経済的「自由」になる。

特に2つめの「経済的自立」と「経済的自由」の違いは目からうろこでした。
確かに!!と深く頷いたのを覚えています。

調べていくと、昔に比べて、今はFIREの種類も多様化しているようです。

<FIREの種類>

  • FatFIRE
    →就労所得なしても資産運用だけで充実した生活が送れる状態
  • LeanFIRE
    →資金面のゆとりはそれほどないけれど、時間的なゆとりを満喫できる状態
  • SideFIRE
    →資産運用だけで生活費を賄う事ができ、生活費以外は副業で稼ぐことができる状態
  • BaristaFIRE
    →週5フルタイム等ではなく、週2,3にしたり、1日4時間程度の労働時間にして、FIREを成立させている状態

私は今後、フルタイムだった仕事Aを辞め、暫くは短時間の仕事B(1日3時間)にて生活費を稼ぐ状態になります。

「お!!バリスタFIREは達成か!?」

と思ったあなた、それは不正解です。
FIREの本質は「働かない生活を選んでも、生活が破綻しない事」です。

今はまだ何もしていない状態。資産がマイナスになって行ってしまう状態ではFIREとは呼べません。
つまりはこういう事です。

月の生活費 20万円 | 収入 21万円
→ FIRE達成

月の生活費 50万円 | 収入 45万円
→ FIRE未達成

ですが、私の最高の人生の獲得には、自由な時間を捻出することが重要です。
ならば、経済的最初の目的地は「FIRE」にある。

どんな種類でもいい。FIREするのだ!

まとめ

自分を振り返り、自分を探し、自分が何者になりたいのか、自分の目標は何か、そんな対話をした時のお話です。

しかし、私はこの自身との対話に何週間も何カ月もかける事は間違いだと考えています。

それは、時代は不変ではなく、また自身の環境や状態も不変ではないからです。
いつどこでやむを得ない状況になるかわからないですし、計画通りに行かないことだって沢山あることでしょう。なので、変に考えすぎてちょっとしたことですべてが破綻してしまうようでは、ただただムダに考える時間を浪費してしまっただけになってしまいます。

未来を考えるのは、未来の問題を片付けるためではなく、理想の未来に向かうために「今」何をすべきかを決めるための手段にすぎません。

今一番自分の足を引っ張っているのは何なのか。

それを自分との対話で見付けてみて欲しいです。

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