目標を定め、行動理念を持つことがあなたの「軸」になる
38歳からの「Best Life」構築ブログ - 目標を定め、行動理念を持つことがあなたの「軸」になる

公開日:2023/05/05

更新日:2023/06/22

カテゴリ: Know HowOther

目標を定め、行動理念を持つことがあなたの「軸」になる

何かを実現したいと思った時、その達成までの道のりが遠ければ遠いほど誘惑が多くなります。その時、フラフラと目移りしていては同じところをグルグル回ってしまうか、明後日の方向に進んで行ってしまうものです。目標を定めたら行動理念を持ち、寄り道が悪い事とは言いませんが、行動理念から外れた行動は極力しないようにしていきましょう。

なぜ目標達成は難しいと考えてしまうのか

頭の中に思い描いたことを何時間、何日、何カ月、何年も鮮明に覚えていられる人は少なくとも私の周りにはいません。私は特に忘れることが多く、その場その場にいる人たちや瞬間のことでいっぱいいっぱいになってしまって、いいプランだと思えばガンガン乗り換えてしまう人でした。
ですが、いざ時間を作れるようになって気づきました。

「――私って結局、何も実現できてないのでは?」

どれも成果と呼べるものがないのです。
音楽で生きていきたいと思って入った音楽大学。それも技術がなく運よく来ていた指定校推薦で入ったようなもの。芸能事務所に所属しても、結局自費制作でCDを出してお終い。絵描きにもなれず、ゲームをひとりで作りきる夢だって叶えていない。

でも、今の生活を10ヶ月続けてみて、見えてきたものがあります。
その見えてきたものは複数の手法がありますが、ただ一つの共通点があります。
それは、

良い目標を定めたら、行動理念を持ち、課題を洗い出し、行動ベースのタスクまで落とし込む

ことです。

行動理念と目標が「軸」になる

「今日はカレーが食べたい」
例えばこんな目標があったとします。
その目標を叶えるために皆さんはどういう行動をとりますか?

いきなりスーパーにふらっと出掛けますか?

無意識かもしれませんが、実はこのような行動を取っているのではないでしょうか?

  1. どんなカレーにするか決める
  2. 必要な材料があるか確認する
  3. 足りないものをリストアップする
  4. 買い物に行く
  5. 他にお得なものや美味しそうなお菓子に目移りする
  6. 今日はカレーだと言い聞かせて他のものを買うのを我慢する
  7. 目的のものを買う
  8. 帰宅してカレーを作る
  9. カレーを食べる(目標達成)

これだけの判断と行動を取っています。

これを、目標、課題、タスク、行動理念に分類してみます。

目標・カレーを食べる
課題・どんなカレーにするか決める
タスク・必要な材料があるか確認する
・足りないものをリストアップする
・買い物に行く
・カレーを作る
行動理念・今日はカレーだと言い聞かせて他のものを買うのを我慢する
目標、課題、タスク、行動理念の分類表

「行動理念」とは「行動や判断の拠り所となる基本的な『考え方』のこと」です。
例えば美味しそうなポテトチップスを目にした時、カレーを食べた上でポテトチップスも食べられるなら買うという判断をするでしょうし、明日のおやつにしようと決めたのなら買う判断をするかもしれません。ダイエットすると決めているならカロリーを気にして買わない判断をすると思います(買わないよね?)。

この判断をする理由こそが行動理念です。
これは自身がこの人にご教授いただきたいと思っている場合を除き、他人が口を出していい所ではありません。
そして、この行動理念は大きな目標を達成させようとするとき、とても大切です。
人は目覚めた瞬間から判断をしています。起きる?もう少し寝る?朝食は?着ていく服は?持ち物は?その行動理念こそが、あなたの人生の「軸」になるものです。

私はこの目標と行動理念がいつもあやふやでした。
判断をする際、その都度目標を見失うか、目標に対する行動理念が定まっておらず、判断を誤ってきたのです。

この「目標」と「行動理念」は二本の主柱となります。
「目標」は目移りするほど沢山でてくることでしょう。ですが「二兎追う者は一兎も得ず」です。一兎ずつ追いかけていくことで、確実な成果を残せると私は考えています。

この10ヶ月、私も小さな目標を少しずつですが達成しています。
太く強靭な柱を立てていくことが、揺るがない自分の「軸」を作っていくのです。

目標に対する課題解決とタスク消化を繰り返すことで、行動理念がより明確になる

行動理念は、最初は仮設定でも問題ないですし、自分の中でこれは違うと分かっていることでも構いません。大切なのは「○○をする」だけではなく「○○なことはしない」と決めることです。

私は最高の人生の構築において、3つの行動理念を設定しました。

  1. 目的にあったクオリティで推進する
  2. 日々研究する
  3. 継続的な外部影響は持ち込まない

私は他の人の誘惑に、断り切れずに手を貸してしまった事が多くあります。
風呂敷を広げ過ぎてしまって最初の目的にさえも到達できなかったことがあります。
同じことを繰り返してしまって、変化を恐れるようになってしまったことがあります。
継続的な計画に乗ってしまい、やりたいことができなくなってしまったことがあります。

なので、そんな自分への戒めも兼ねて、この行動理念を掲げています。

そして、その行動理念と目標を主柱にしていくには、小さな課題とタスク消化を繰り返していくことが重要です。字面だけでは、細かい線引きができないからです。

イメージとしては、目標と行動理念の両方から数多のコードが伸びていて、それを課題とタスクを経験しながら1つずつ繋いでいくような感じです。

まとめ

どんなに便利なツールを使っても、どんなに有益なノウハウを仕入れても、結局のところ「目標」と「行動理念」をおろそかにしていると、大黒柱の無い家のようにぐらぐらと壊れてしまいます。

少しずつ、本当に少しずつですが、ふと振り返った時、確実につないだコードがいつか束になって強靭な「軸」になるはずです。

私自身もまだまだですが、それでも周囲との話し方が変わり、話す内容が変わり、「しっかりしてるね」と言ってもらえることが増えました。

また、変な一方的な誘いにも乗らなくなりました。
案件を受ける時もそうです。安請け合いをしてしまって、進めていくうちに具体的に内容が決まったら実は100万円規模の依頼だったなんてこともあります。

世の中は、賢い人が多いです。
そういう人が全員、自分にとって良い人だったらいいのですが、そうとは限りません。
食い物にされないように、自身を磨きながら高めていきつつ、目標を達成させるために努力を重ねていきましょう。

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