5S活動の初手「整理」のススメ~ミニマリスト的思考で、本当に自分に大切なものを見極める~
38歳からの「Best Life」構築ブログ - 5S活動の初手「整理」のススメ~ミニマリスト的思考で、本当に自分に大切なものを見極める~

公開日:2023/05/28

更新日:2023/05/28

カテゴリ: 5S Activities

5S活動の初手「整理」のススメ~ミニマリスト的思考で、本当に自分に大切なものを見極める~

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5S活動は生活の質を高め、作業の効率化を高め、コストダウンを見込める活動であるとお伝えして来ましたが、今回は取り入れ時に最初の壁となる「整理」について、私なりの回答をお見せします。

私はこの思考になってから、過去を振りかえり、そもそも「整理」が分かっておらず、「整理」と称した「整頓」を行っていたことを知りました。

この記事を通じて、みなさんの「質」「効率」「コストダウン」などすべての土台になる「整理の思考力」を身に付ける手助けができればと思います。

今までの私の思考

我が家は夫婦そろって多趣味で、釣り道具、楽器類、ぬいぐるみ、書籍、CD、絵画用品、メイク道具、ネイル道具など、本当にたくさんの物がありました。
また、結婚した時に母親から受け取ったアルバム写真や卒業証書なども、たくさんクローゼットの上段に積みあがっていました。

さらに、物持ちがよく捨てることが苦手な旦那様は、10年以上着ていない服をたんまりとクローゼットに隠し持っていました。

物が多いからと、分類用にケースや籠を買って掃除をすると一見キレイになります。

しかし、また1週間くらい経つと、元通りになってしまいます。
(しかもケースに余裕があると何故か埋めたくなっちゃうんですよね(苦笑))

それは、出したら出しっぱなしだったり、出すときにガサゴソとモノを動かすため、いざ仕舞おうとしたらその場所が埋もれてしまっていたり、仕舞えなくなってしまったり、そもそも面倒臭がったりしてしまうから。

  • 使った本は本棚の奥だから、取り敢えず机に置いとこう。また使うかもしれないし
  • 爪切りどこに仕舞ったっけ?あっち?こっち?
  • こっちで作業したから、他のことをするのにまた別のスペースが欲しいなぁ
  • 仕舞う場所がないから床のこの辺に置いちゃえ

なんてことを考えては、仕事ばかりで時間がないくせに家の中に「○○をするスペース」なんていうものを作ろうとしていました。

——そう、これが今までの私。

結果、自宅はもので溢れ、埃をかぶり、何がどこにあるのかすら分からない。
ものに躓いて転びそうになる。
朝はいつだって、洗っただけで仕舞われていない洗濯物の山から、旦那様が靴下の相棒を探している。

(あぁ、申し訳ない・・・)

私はこれを、改善したいと常々思っては、「体力」と「仕事(お金)」を言い訳にして、何もしませんでした。

「整理」とは、ミニマリズムに則り、心から「大切だ」と思うものを見極める行為である

5S活動を始めた当初、今まで自分が行っていた「整理」が「整頓」でしかなかったことを知りました。

いま一度、5S活動のそれぞれの項目について振り返っておきます。

整理:要不要を確認し、捨てること
整頓:モノの住所を決め、戻せること
清掃:汚れによる故障などを行ないように掃除できること

清潔:整理、整頓、清掃が行き届き、維持できていること
躾 :上記項目の本質が、活動者にちゃんといきわたっていること

5S活動は元々、工場など機械や物が沢山あるような、ちょっとの怪我が大惨事になり兼ねない現場で実施されている取り組みで、「生産性の向上」と「コストダウン」「安全確保」など様々な面で期待されているものです。

私は「家事が嫌い」でしたが、会社や友人の前では率先してやるような見栄っ張りだったので、そこを逆手にとって「家事=仕事の質を高める為に必要な業務の一つである」と認識を改めることで、嫌い云々の思考自体を廃止できました。

そして、5S活動についてより理解を深めるために様々なYouTube動画を拝見し、関連で見つけた「ミニマリスト」という言葉に興味が湧き、「ミニマリズム」の本質である「自分にとって本当に大切なものは何か?」という考え方が、今の私に必要なことだと思い、その理念を取り入れることにしました。

ミニマリストと聞くと、本当に最低限の物しか持っていない人を想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそもの本質は「自分にとって大切なものを知り尽くした人」であることを忘れてはいけません。

彼らは、本当に自分にとって必要なものにはちゃんとお金と時間を割く事ができる、一本筋の通った人たちなのです。

私はこの「ミニマリズム」を取り入れた「整理」を実行したおかげか、年上の友人たちに本気で「しっかりしてきたね」と言ってもらえるようになりました。今までもしっかり自分を管理していたように思うのですが、このように本心から言われたことはありませんでした。

確かに、この「整理」ができるようになる前と後では、大きく思考が変わったと思います。

<変わったと思うこと>

  • ものを買う時、手放すところまで考えるようになった
  • 一時期のテンションや気の迷いではないか、考えるようになった
  • 物の金額を、自分の時給に換算し、それでも欲しいか考えるようになった
  • お金以上のプライスレスな思い出や楽しさを継続できるものか考えるようになった

何かを手に入れる際、今までの私は真逆の考え方でした。
一時のテンションで物を買い、一人で美味しいパンケーキに舌鼓し、大して興味もないファッションにお金を使い、働けばいいなんて傲慢で幼稚な態度でいたのです。

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