資産移動による振込手数料を削減する方法
38歳からの「Best Life」構築ブログ - 資産移動による振込手数料を削減する方法

公開日:2023/05/15

更新日:2023/06/22

カテゴリ: Asset ManagementKnow How

資産移動による振込手数料を削減する方法

今日は私が「最高の人生」を構築するにあたり、一番最初に行った「資産整理」の中から「振込手数料」についてお話したいと思います。

例えばATMでお金をおろす際、手数料がかかるのは当たり前と思っていませんか?
また、給与を振り込んでもらった銀行口座から、他行の貯蓄口座へ資産を移動する時、手数料がかかるのは仕方ないと思っていませんか?

今回は私が資産移動で手数料を0円にした方法についてご紹介いたします。

手数料は塵も積もって山となる

セブン銀行ATMで例えば三菱UFJ銀行のカードを使って引き出しを行った場合、1回あたりの手数料は2023年5月現在で無料~330円。給料日に設定されるケースの多い25日と翌日の26日は時間帯によって無料になるというのが現状です。

ゆうちょ銀行も、支店に設置されている機械であれば無料ですが、デパートなどの施設に入っているところでは日曜日・祝日には110円の手数料がかかります。
場所によっては110円以上かかることもあります。

会社に出勤している時は、「平日の手数料無料の時間帯にATMなんて行けないよ」と思っていましたが、ランチを外食しに行ける時間があった日であれば、少なからずどこかしらのATMに辿り着く事ができたと、会社務めを辞めた今になって思います。

そう、私は金融リテラシーが低く、お金に無頓着だったのです。
「稼げばいい」なんていう生意気な慢心も奥底ではあったのかもしれません。

例えば、「そろそろ財布の中が1万円きっちゃうから追加で取り敢えず3万円」みたいにお金をATMでおろしたとして、友人との約束を思い出したり、急な打ち合わせ等でカフェランチが続いてしまったとします。そして3万円では足りず、途中でもう一度お金をおろしたとしましょう。
1ヶ月のATM手数料は掛かった場合の最安値110円だったとしても2回なので220円です。
これが12カ月続いたとしましょう。

なんと1年で2,640円です!

私はキャッシュカードを初めて持った時から少なくとも20年は経過しています。
20年経てば膨れ上がって合計は52,800円です。

50,000円あれば、何ができたでしょう。

  • 旦那様とお寿司を食べに行けたかもしれない
  • 好きなアーティストのライブを観に行けたかもしれない
  • 両親にもっと早く旅行の計画を持ち掛けられたかもしれない
  • 株式投資にもっと早く着手できていたかもしれない
  • 簿記の勉強を適当にせずに、「受講する」という選択ができたかもしれない
  • もっと早く会社を辞められたかもしれない

すべて「かもしれない」という理想論・憶測に近いですが、それだけ大きなお金であるということが伝わればよいです。

あなたは「5万円」手元にあったら、何をしますか?

手数料に着目したキッカケ

去年までの私は、「何となくメガバンクの方が安心だから」「給与振込で銀行を指定されたから」「家の近所に支店があったから」という理由で、メガバンク2口座で何も考えずテキトーに預金していました。

結果、会社を辞める時に、片方には10万円程度、もう片方には2,000万強の預金がある状態でした。10万円の方はほぼ放置していたので、実質1口座だけで運用していたことになります。

入金口座も出金口座もすべてこの1口座でした。

メガバンクなのでよっぽどのことがない限りは倒産することはなさそうですが、先日アメリカで起きたメガバンクの経営破綻のニュースを考えれば、可能性はゼロではないとみなさんも認識されたのではないでしょうか?

しかも、現在の大手メガバンクの金利は0.001%です。
100万円預けて、年で10円しか増えません。箪笥貯金と変わりません。
もう昔のような「寝かせよう」の時代は終わったのです。

銀行が潰れた時の補償金額は1,000万円までです。
私にとって1,000万円は全預金の50%を占めます。
これが自分の制御下にない場所で勝手にないものになってしまっては大事です。

資産運用を始めた時、私は1冊の本から「先取貯金」という言葉を知りました。
収入から毎月10%、別の手を付けない口座に移動するという資産運用の手法です。
そこで、私は無頓着すぎて把握していなかった自身の収支や預貯金を正確把握するため、口座を用途別に分けるようにしてみました。

ところが、給与や売上が振り込まれる口座から、自分で決めた役割の口座へ毎月移動させたこの時、ひと月で掛かった手数料が1,200円という結果に驚愕しました。

これが、私が振込手数料に着目したキッカケです。

手数料を0円にする方法

私は長年この手数料を「あたりまえ」として払い続けていました。
自分の資産を自分の所有する口座に移動するだけで、資産が減るんですよ。
今思えば何と勿体ない事をしてしまっていたことか。

最近はCMでも個人の資産移動で手数料は「おかしい」と提唱しているものもありますが、数多の資産管理アプリですら、まだ私が使っている全ての口座が連携されていないので、まだまだ使うには難しいと判断せざるを得ないです。

ですが、ここで諦めるわけにはいきません。

この「振込手数料」をどうにかして「0円」にできないかと思い、各銀行のアプリを開きました。そこで、私は各銀行が用意してくれている「手数料無料回数」という点に着目しました。

私は資産運用前の口座状況から、ネット銀行2社と信用金庫1社、証券口座1社を追加しました。

それは、先にお伝えしていた「用途別に口座を分ける」ためでもあり、また手数料を0円にするためのフローを考慮すると、このくらい必要だったという背景からです。
万が一、銀行が潰れてしまった際、保証される1,000万円以上を入れないようにしておくためでもあります。
※因みに、証券口座には1,000万円のルールは適用されません。

これを、メインの入金口座から全部振り分けようとすると、毎月1,000円近くの手数料が発生する可能性がありました。というより、実際に初月に1,200円掛かってしまい、「失敗した!」と後悔しました。

少し引っ張り過ぎましたが、以下が私が辿り着いた答えです。

  1. メインの入金口座を三菱UFJ銀行にする。
  2. 三菱UFJ銀行からじぶん銀行への送金は手数料無料なので、他口座へ移動する資金をまとめてじぶん銀行へ移動する。
  3. じぶん銀行は「じぶんプラス」というステージに応じて月に3~15回の振込手数料が無料になるため、その回数を利用して、それぞれの口座に移動する。
  4. もし月3回でも足りなければ、他口座にもある振込手数料無料回数を使用して資産を移動していく。

この方法で、私は毎月の振込手数料を「0円」にできました。

まとめ

今回はあくまでも私の例になるので、みなさんがお使いの銀行やインターネットバンキングの掛け合わせでも同じようなことができるかもしれません。

かと言って、頻繁に資産を移動したら手数料は発生する可能性がありますので、月初に立てた予算計画に合わせて資産を移動するようにする必要があります。

手数料は銀行の規約改定やルール変更によって致し方ないタイミングも出てきてしまうかもしれませんが、少しでもご自身で持っている複数口座の関係を再度見直して頂き、無駄な支出を減らして頂けましたら幸いです。

少なくとも私はこの方法で、自分のお金を自分の管理する口座に移動しただけでお金が減ってしまう悲しみに向き合わなくてよくなりました。

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