土台作り -「5S活動」をライフスタイルに取り込む
38歳からの「Best Life」構築ブログ - 土台作り -「5S活動」をライフスタイルに取り込む

公開日:2023/04/26

更新日:2023/06/22

カテゴリ: 5S Activities
タグ: スタート

土台作り -「5S活動」をライフスタイルに取り込む

最高の人生の「定義」- まずは見直し、探そう で紹介させていただいた1冊の本に書かれていた「5S活動」を真っ先に着手する事にした私。
そもそも「5S活動」って何? について、お伝えできればと思います。

5S活動ってなに?

突然ですが、部屋の中を見渡してみてください。

  • 玄関に必要以上の靴は出ていませんか?
  • 傘立ての傘はちゃんと乾いた状態で畳まれていますか?
  • 各部屋はちゃんと掃除機がスムーズに掛けられる状態になっていますか?
  • 机の上や椅子の上など、本来物を置くべき場所でないスペースが物置になっていませんか?
  • 床は広く空いていますか?
  • 洗濯物、洗い物は溜まっていませんか?
  • 布団はぐちゃぐちゃのままになっていませんか?
  • 聞いていないCDや読んでいない本が本棚に眠っていませんか?
  • どこのクローゼットに何が入っているか言えますか?
  • 冷蔵庫の中で賞味期限が近いものを思い出せますか?
  • そろそろなくなりそうな消耗品は認識していますか?
  • 突然友人が訪ねてくる。そんな時、快く自宅に招き入れることはできますか?

上記の質問にすべて「問題ない」と回答できる方の場合、今回のブログは少し退屈かもしれません。しかし、少しでも不安に思った質問があったら、ぜひ今回ご紹介する「5S活動」を意識してみてはいかがでしょうか。

因みに上記、私はすべて出来ていなかったことです。

そもそも「5S活動」なんて言葉、初めて聞いたよ! という方、安心してください。
私もこの本に出会ってはじめて知りました。

A4一枚で成果を出す!
まんがでわかる経営計画の作り方、進め方
著:宮内 健次

5S活動」は「整理(SEIRI)」「整頓(SEITON)」「清掃(SEISOU)」「清潔(SEIKETSU)」「(SITSUKE)」の5つの頭文字「S」を取ったもので、工場など危険が多い現場で推奨されている活動です。

工場と自宅は違うじゃないと思ったあなた。それは間違いです。

工場では一歩間違えれば腕がなくなったり、命を落としかねない危険があります。
しかし、自宅にはそのような危険がないと言い切れるでしょうか?

お料理に使う包丁があります。
本棚や電子レンジなど、素足の上に落ちたら骨が折れてしまう危険性があるものだって沢山あります。
床に積みあがった本で足の小指をぶつけたら、それはそれは痛いでしょう。
腐ったもので料理をしてしまったら? 辛い思いをするのは自分と大切な人たちです。
トイレに入ったらトイレットペーパーがない!! 大事件です。

私は、母から「女なんだから」「将来奥さんがやる事なんだから」と幼少期に言われていました。主婦は年中無休で無賃金で、それでも家族のために働いている。そういう一種の刷り込みがありました。
ですが、私は今の時代、それは違うと思いました。
今は男女変わらずに仕事に就ける時代です。独身の一人暮らしの方も多く、家事が得意な男性も増えてきたと思います。
そもそも「家族のために無賃金」なんていう考え自体が、この5S活動を前にあっけなく崩れます。

5S活動は誰かのためではなく、自分のためだからです。
そして、この「5S活動」は決して無賃金ではなく、時間外労働でもありません。

気持ち良く生産的な時間を確保できることで、自身の心にも時間にも余裕ができ、コスト削減もでき、空いた時間でお金を稼ぐこともできますし、家族に愛情を込めた料理を作ることだってできます。

5S活動は自身の意識を変え、よりアクティブになるためのキーだと私は考えています。

5S活動をより深く知ろう

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5S活動は、生活の質を高め、個人の時間をよりクリエイティブに過ごすための業務の一部であることを前提としています。

図:儲け続ける会社の仕組み

この図は「儲け続ける会社の共通点」という名前でよく目にするものです。
トヨタ社が行っている5S活動(トヨタ式「5S」とも呼ばれています)は、「儲け続ける会社=ムダの少ない会社」という概念のもと、綺麗な環境でイキイキと仕事が行えることは、多くの価値と効果を生み出すと言われています。

確かに、自宅が綺麗に片付いていると、気持ちよく生活が送れます。また、どこに何があるかを把握できていることは、捜索や検索の手間が省けるので効率的です。そして、すぐにモノが見つけられるということは、無駄な買い物をしたりせず、必要なものを必要な時に必要なだけ買えるので、コスト削減になります。

「5S活動」がただの「清掃」ではなく、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」に分かれていることの意味を理解しつつ、少しずつ自宅を最高のスペースに変えていけそうな気がしてきましたか?

それでは、5S活動の詳細について紹介したいと思います。
5S活動は実行の「3S」と実行維持の「2S」で成り立っています。

5S活動を構成する3S「整理・整頓・清掃」
5S活動を構成する2S「清潔・躾」

<整理>

要不要なものがないか確認する。
洗剤が切れていたり、トイレットペーパーが切れていたり、もう着ない服が溜まっていたりしないか等がこれに該当します。

<整頓>

所定の場所に戻っているか、住所不定のものがないか確認する。
使ったハサミが元の道具箱に戻っているか、読みっぱなしの本はないか、薬を飲んだりした時に出しっぱなしにしていないか、洗った後の食器や洋服類が出しっぱなしになっていないか等がこれに該当します。

<清掃>

汚れているところがないか確認する。
床がザラついていないか、埃が溜まっているところはないか、便器はキレイか、排水口の汚れは溜まっていないか等がこれに該当します。

<清潔>

3Sが保てているか確認する。
やりたい事が直ぐに出来る状態にあるか、気持ちよく過ごせる状態にあるかがこれに該当します。

<躾>

5Sを習慣化し、自主自律的に推進できる風土をつくる。
前項を実施するにあたり、問題となっている箇所はないか、問題行動になっているのは何か、どうすれば解決できそうかを考えていくところがこれに該当します。

以上が5Sのそれぞれ単体の意味になります。

更に、本だけではなく、ネットで調べたり、YouTubeで検索してみたりして、5S活動を多角的に捉えるようにすることで、自身のライフスタイルに汎用的に持ち込めるように解釈を繰り返しました。

私がこの動画わかりやすい!と思ったものがあるので、ご紹介いたします。

まとめ

5S活動の目的は、ムダなコストをうまない事で、最大限に利益を出すことです。
また、5S活動の意義は、5S活動によって清潔な状態を保つことで、最低でも3次効果まで見込めることです。

  1. 一次効果
    • 在庫の削減
    • 段取時間の削減
    • 汚れによる故障の防止
    • コスト削減
    • 納期の厳守
    • 安全の確保
  2. 二次効果
    • 責任感の向上
    • 推進力の向上
    • 改善力の向上
  3. 三次効果
    • 財務内容の改善

字面で見ると、一般家庭に持ち込むにはハードルが高いように見えてしまいますが、要はスッキリ片付いていて安全なスペースをプライベート空間で維持できるということは、それだけ無駄がなく、責任感や推進力を持った人であるという証明のひとつになるぞ! ということだとです。

私は会社では出来ていたことなので、自分自身と旦那様に、証明していかなければなりません。

次回は、5S活動の始め方についてお話できればと思います。
少しでも5S活動に興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひ家族の理解をどうやって得たのかも触れていこうと思いますので、読んでいただけたらと思います。

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